資金調達ラウンド、従業員数、業界、投資家、創業者名——営業がぜひ手に入れたい情報が、Crunchbaseにはほぼ余さず揃っています。スタートアップや企業の公開情報を集めたデータベースとして、その情報量は世界でも有数です。問題は、その先にあります。いざ手元のスプレッドシートへ移そうとした途端、多くの営業担当が同じ場所で行き詰まるのです。フィルター、クリック、コピー、貼り付け、そしてまた最初へ——次第に手間がかさんでいく、あの作業です。
突き詰めると、ボトルネックの正体は一点に集約されます。企業を検索するだけならCrunchbaseはいくらでも応えてくれるのに、ある程度まとまった件数をエクスポートしようとした途端、有料プランが必要になるのです。フォーラムには、数千件のレコードを取得するために数百ドル、ときには数千ドルを支払ったという声が絶えません。Redditのあるユーザーは「5,000社をCrunchbaseからエクスポートするのに500ドル取られた」と率直に書いていました。
この課題をどう解消するか。Thunderbitでは、それを継続的に検討してきました。予算を削ることもなく、Pythonを新たに覚えることもなく、Crunchbaseの良質な企業データを自分の業務フローへ取り込む——その方法です。本ガイドでは、ノーコードのAIツールから開発者向けスクリプトまで、使える4つの方法を取り上げ、抽出してから営業アプローチへ至るまでの流れを、ひと続きにして解説します。Proプランは必要ありません。
Crunchbaseとは? なぜリード獲得に役立つのか?

上場・非上場を問わず、企業の財務情報、資金調達の履歴、経営陣、業界データを一手に集めた、最大級の公開データベース。それがCrunchbaseです。Pro製品の範囲だけを見ても400万社超の非公開企業を網羅し、年間3,000万件超の検証済みデータ更新を重ね、さらに400を超えるアルゴリズムが日々データを照合しています。
B2B営業やオペレーション部門の視点で見れば、ここから引き出せる項目は非常に価値の高いものです。
- 会社名、説明、Webサイト、本社所在地、郵便番号
- 業界、業界グループ
- 推定売上レンジ、稼働状況、設立日
- 資金調達ラウンド、累計調達額、直近の調達日、直近の調達タイプ、企業評価額
- 従業員数、採用活動の有無
- 経営陣・創業者、投資家、主要投資家
- M&A、IPO状況、技術スタック、SNSリンク
- 連絡用メールアドレス、電話番号(取得可能な場合)
CrunchbaseのAdvanced Searchを使えば、調達ステージ、所在地、業界、従業員数といった数々の条件で絞り込めます。問題は、無料アカウントだと検索1回あたり最大5件、しかもエクスポートは不可という制約です。有料に切り替えると閲覧の幅は広がるものの、エクスポート件数にはなお上限が残ります。CSVダウンロードは1回1,000行まで、月単位ではProで2,000行、Businessで5,000行が上限です。さらに、7日間の無料トライアル中はエクスポート機能そのものが利用できません。
こうした事情があるからこそ、多くのチームがCrunchbaseを大規模にスクレイピングし、リード獲得につなげようと工夫するわけです。
ProプランなしでCrunchbaseからリードを抽出する理由
コストの話は、決して誇張ではありません。Crunchbase Proは月$49前後から、Businessは1ユーザー月$99前後、Enterprise APIに至っては個別見積もりです。Vendrのような調達系ソースによれば、契約金額は会社の規模やパッケージ次第で$1,000から$150,000まで幅があり、SpendHoundは平均契約額を年間$17,364と報告しています。個人の営業担当や小規模チーム、代理店からすれば、リードリストを作りたいというだけでこの額を負担するのは、かなりの負担でしょう。
では、Crunchbaseをリード獲得に使う利点は、どこにあるのでしょうか。
| ユースケース | 必要な主なデータ項目 |
|---|---|
| ターゲットを絞ったリードリスト作成(例:「SaaS、シリーズA、米国」) | 会社名、Webサイト、調達情報、業界、本社 |
| 迅速なアプローチのための新規資金調達ラウンド監視 | 直近の調達日、調達額、調達タイプ、投資家 |
| 競合分析・市場マッピング | 業界、従業員数、売上レンジ、技術スタック |
| CRMデータへの企業情報付加 | Webサイト、本社、従業員数、調達状況、稼働状況 |
狙いを絞り込んだCrunchbaseのリストさえ手元にあれば、わずか数時間の準備で、何週間分もの営業活動を進めていけます。Crunchbase自身が掲げる事例にも、8か月で2,350件超の新規アカウント獲得(UserTesting)や、新規調達先リストを起点にメール開封率50%・転換率22%(Dialpad)といった数字が並びます。提供元が出した実績ではあるものの、営業チームが資金調達や成長シグナルに注目する理由を、よく示しています。
Crunchbaseからリードを抽出する4つの方法:自分に合う手段を選ぼう
置かれた状況はチームごとに異なります。下の比較表を手がかりに、自分にとっての最適解をすばやく判断してください。

| 方法 | 必要な技術レベル | 費用 | 件数(1セッション) | 準備時間 | 保守負担 |
|---|---|---|---|---|---|
| Crunchbase 標準エクスポート | なし | Proプラン(約$49/月〜) | 最大1,000〜5,000件(工夫次第) | 数分 | なし |
| Thunderbit(AI搭載Chrome拡張) | なし | 無料枠 + クレジット制 | 無制限(ページ送り対応) | 約2分 | なし(AIが自動適応) |
| Python + Requests/Puppeteer | 上級 | 無料(開発工数は別) | 無制限 | 数時間 | 高い(対ボット対策の変更対応が必要) |
| Crunchbase公式API | 中級 | 年間約$10K〜(個別契約) | プランにより変動 | 中程度 | 低い |
手早いおすすめ: 技術職ではない営業担当なら、入り口は方法2(Thunderbit)が最適です。社内に開発者がいて大量処理が必要なら、方法3(Python)も視野に入ります。予算に余力があり、正式なライセンス付きアクセスが必要なら、方法4(API)が候補になります。すでにCrunchbase Proを契約済みで、少量をすばやく取り出せれば十分というなら、方法1で足ります。
方法1:Crunchbaseの標準エクスポート(Proプランの活用術)
Crunchbase ProなりBusinessなりをすでに契約しているなら、いちばんの近道は備え付けのエクスポート機能です。とはいえ制限は残るので、それをどう活用するか、コツを順に見ていきましょう。

標準エクスポート
条件で絞り込んだ検索を実行し、「Export to CSV」をクリックします。1回のダウンロードで取れるのは最大1,000行。月の上限はProアカウントで2,000行、Businessで5,000行です。
並べ替えを使ったエクスポート術(最大約2,000件)
- フィルターを設定して検索を実行します(例:「SaaS、シリーズA、アメリカ」)。
- 会社名をA→Zで並べ替えて、最初の1,000行をエクスポートします。
- 次にZ→Aで並べ替えて、残りの1,000行をエクスポートします。
- 2つのCSVを結合し、重複を削除します。
これはCrunchbase公認の機能ではなく、ユーザーコミュニティで広まった手法です。ひと手間かかるとはいえ、1回の検索で取れる件数を、おおよそ2倍まで増やせます。
除外リストを使う方法(最大約5,000件超)
- 保存済みリスト(List 1)を作成し、最初の1,000件を追加します。
- 同じ検索を再度実行し、Crunchbaseのinclude/exclude list filtersでList 1を除外します。
- 次の1,000件をList 2としてエクスポートし、List 3〜5でも繰り返します。
- すべてのリストを統合します。
手作業がさらに増え、不安定になりやすい方法ですが、数千件を積み増したいチームでは、いまだに使われています。
この方法の限界
標準エクスポートには有料プランが前提で、件数の上限もつきまとい、手作業の比重もかなり大きいものです。自動化もデータ補完もなく、継続的なリード獲得に向けて拡張する余地もありません。もっと多くの件数や、再現性のあるワークフローを求めるなら、ここから先の方法に分があります。
方法2:ThunderbitでCrunchbaseからリードを抽出する(ノーコード、AI対応)
AIでCrunchbaseからリードを抽出 Get Started Free
数多くの営業・オペレーションチームに、私がまず勧めたいのがこの方法です。そもそもThunderbitを世に出したのも、こうした業務フローを念頭に置いてのことでした。ページを開いてAIにデータ構造を読ませ、あとは数クリックでまとめて抽出する——本当にそれだけです。コーディングも、設定ファイルも、保守の手間も、いずれも必要ありません。
始める前に:
- 難易度: 初級
- 所要時間: Crunchbaseの検索結果全体を抽出するのに約5〜10分
- 必要なもの: Chromeブラウザ、Thunderbit拡張機能(無料枠で可)、Crunchbaseアカウント(閲覧用なら無料でOK)
ステップ1:Crunchbaseで検索条件を設定する
まずはCrunchbaseにログインし、条件を絞って検索をかけます。たとえば「SaaS企業、シリーズA、米国、従業員11〜50人」といった具合に。条件を細かく刻むほど、見込みの濃いリードが集まります。手当たり次第ではなく、狙いを定めた企業だけを抽出するのがコツです。
すると、条件に合致する企業を並べた検索結果ページが表示されるはずです。
ステップ2:「AI Suggest Fields」をクリックして、Thunderbitにページを読ませる
Crunchbaseの検索結果ページを開いたまま、拡張機能サイドバーにあるThunderbitの「AI Suggest Fields」ボタンを押します。するとThunderbitのAIがページのレイアウトを読み取り、会社名、説明、本社所在地、累計調達額、直近の調達日、従業員数、WebサイトURL、業界カテゴリといった列を、自動で提案します。
提案された項目は、自由に調整・追加・削除できます。さらにField AI Promptを設定することも可能です。たとえば「累計調達額が1,000万ドル超なら『High Value』、それ以外は『Early Stage』とラベル付けする」といった具合に。これなら抽出後ではなく、抽出のさなかに分類や変換まで済ませられます。
この段階で、設定した列が並んだテーブルのプレビューが表示されるはずです。
ステップ3:「Scrape」をクリックして全件を抽出する
「Scrape」ボタンを押すと、Thunderbitがいま開いているページの結果をすべて取得します。Crunchbaseは詳細な情報を見るのにログインを求めてくるので、Browser Scraping modeが便利です。自分のログイン済みセッションの内側で動くため、リクエストがブロックされる心配がありません。
抽出されたデータは、Thunderbitパネル内の見やすいテーブルに並びます。
ステップ4:ページ送りのスクレイピングで全ページを取得する
Crunchbaseの検索結果は、ときに何十ページにも及びます。ここでThunderbitのページネーション対応スクレイピングを使えば、全ページを自動で巡って結果を継ぎ足してくれます。手作業でクリックし続ける必要はありません。一度設定したら、あとは実行しておくだけです。
ページ送りを終えれば、検索条件に合う企業をすべて収めた、過不足のないテーブルが手に入ります。
ステップ5:サブページスクレイピングで情報を補完する
重要なのは、むしろここからです。最初の抽出が終わったら「Scrape Subpages」をクリックし、各企業のCrunchbaseプロフィールページをThunderbitに巡回させます。そこからは、創業者名、連絡先メール、電話番号、LinkedInプロフィール、技術スタック、最新ニュース、主要人物といった、一段深い項目まで取得できます。
これらは検索結果ページだけでは見えてこない情報です。単なる社名リストと、現場の営業でそのまま使えるリスト——両者を分ける境目は、まさにここにあります。
ステップ6:Google Sheets、Excel、Airtable、Notionへエクスポートする
エクスポートは完全に無料です。CSVやExcelで出力するのはもちろん、Google Sheets、Airtable、Notionへ直接送ることもできます。データはあらかじめ整形・構造化されているので、そのままCRMへの取り込みにも営業活動にも回せます。

CrunchbaseスクレイピングでThunderbitが優れている理由
- AIがレイアウト変更に追従 — CrunchbaseのUIが変わってもスクリプトが壊れにくい
- 保守不要 — Crunchbaseの対ボット対策変更で壊れがちなPythonスクレイパーとは違う
- Field AI Prompts で抽出中にラベル付け、分類、変換ができる
- 2クリック設定 なので、エンジニア待ちなしで営業担当自身がリストを作れる
- 無料枠 は月6ページから、年間払いなら月$9〜のプランあり
実際の動きを映像で確かめたい方は、ThunderbitのYouTubeチャンネルの解説動画をご覧ください。
方法3:PythonでCrunchbaseをスクレイピングする(技術チーム向け)
ボタンを押すよりコードを書くほうが合っている開発者がチームにいるなら、Pythonは王道の選択肢です。ただし、その代わりに引き受けるものもはっきりしています。
仕組みの概要
CrunchbaseはAngularで作られていて、ページのデータは<script id="client-app-state">(あるいは<script id="ng-state">)の中のJSONに収まっています。そのためスクレイパーはHTMLを解析する代わりに、この埋め込みデータを直接取得できます。近年の公開ガイドでは、field_ids、order、query、limit: 50、ページ送り用のafter_idなどを携えた、内部の/v4/data/searches/organizations POSTエンドポイントが紹介されています。出典: ScrapFlyのCrunchbaseガイド、RoundProxiesのCrunchbaseガイド。
一般的には、requestsやhttpxといったPythonライブラリ、PlaywrightやPuppeteerのようなヘッドレスブラウザ、そして大きなJSONレスポンスから目的の項目を抜き出すJMESPathあたりを、組み合わせて使います。
直面する課題
Crunchbaseの対ボット対策は、かなり強力です。AIMultipleの2025年11月ベンチマークでは、直接リクエスト、ヘッダーのみのリクエスト、Selenium、undetected-chromedriver——そのいずれもが、CrunchbaseのCloudflare保護のもとでは失敗ないし不安定だったと報告されています。私たちのチームが2026年5月に試したときも、Cloudflareのbot-management cookie付きでHTTP 403が返ってきました。
想定しておくべき問題は、たとえば次のようなものです。
- CAPTCHA、IPブロック、TLS/ブラウザ指紋の検出
- プロキシのローテーションとヘッダー管理(場合によっては住宅用プロキシが必要)
- CrunchbaseがフロントエンドやAPI構造を変えた際のスクリプト破損
- 継続的な保守:誰かが定期的に監視し、修正し続ける必要がある
なおAkamaiは2024年の発表で、ボットが全Webトラフィックの42%を占め、そのうちおよそ3分の2が悪性だと報告しています。Crunchbaseのようなサービスが強力なボット検知に投資するのも、当然の流れと言えるでしょう。
Pythonが向いているケース
- 数万件を定期的に取得したい
- スクレイパーの保守を担当できる開発者がいる
- 資金調達ラウンドのタイムライン、投資家ネットワーク、イベント登壇履歴など、深いカスタマイズが必要
Pythonでスクレイパーを組みたい方には、PythonによるWebスクレイピングやWebスクレイパーの作り方の詳しいガイドも用意しています。
方法4:Crunchbase公式API(価格に見合うのか?)
ここで、年間$10K規模の出費がかかる選択肢にも目を向けておきましょう。公式Crunchbase APIは現実的なのかどうか——よく寄せられる疑問です。率直に整理します。
公式APIでできること
CrunchbaseのEnterprise APIは、企業、人物、資金調達ラウンド、買収、IPO、投資家、カテゴリ、所在地、イベント向けの構造化エンドポイントを揃えています。データはリアルタイムで鮮度が保たれ、サポートも公式、エンドポイントの安定性も高い水準です。API FAQには、1分あたり200コールというレート制限が明記されています。
いくらかかるのか、誰向けなのか
API価格は個別見積もりで、しかも営業承認を経る必要があります。調達系ソースの試算ではEnterprise APIは年間$10,000超とされ、誰もが手にできるものではありません。向いているのは、専任のデータチームと潤沢な予算を抱える大企業、もしくはCrunchbaseデータを土台に自社製品を構築する企業です。
並べて見比べると、次のようになります。
| 項目 | Crunchbase API | スクレイピング(例:Thunderbit) |
|---|---|---|
| 年間コスト | 約$10,000+ | $0〜$38/月 |
| データ鮮度 | リアルタイム | 準リアルタイム |
| アクセス承認 | 必要 | 不要 |
| 連絡先データは含まれる? | 限定的 | ページ内容による |
| 技術的な準備 | 中程度(APIキー、ドキュメント) | 最小限(2クリックのAIスクレイピング) |
率直な結論
数多くの営業チームや中小企業にとって、公式APIはコストの面でも複雑さの面でも、過剰です。スクレイピング、とりわけThunderbitのようなノーコードツールを選べば、費用のほんの一部で価値の大半を得られます。APIが真価を発揮するのは、稼働保証や契約に裏打ちされたデータアクセスが必要な場合、あるいはCrunchbaseデータを基盤に製品を構築する場合に限られるでしょう。
抽出データを営業パイプラインに変える:リード活用の全体フロー

多くのガイドは「CSVが取れました」で終わってしまいます。しかし、テーマに掲げたキーワードは「for leads(リードのため)」だったはずです。Downloadsフォルダにあるだけのcsvは、その時点ではまだリードではありません。Crunchbaseの生データをパイプラインへと育てるには、クレンジング、補完、CRMへの取り込み、そしてパーソナライズされたアプローチが欠かせません。
ステップ1:スクレイピング — Crunchbaseから企業データを抽出する
先に挙げた4つの方法のどれかを使い、会社名、ドメイン、本社、業界、従業員数、調達情報、プロフィールURLを集めます。多くの人にとっては、ThunderbitのAI Suggest FieldsがCrunchbaseページを読み取り、適切な列を自動で提案してくれるでしょう。
ステップ2:クレンジング — 重複排除と表記の統一
- 重複エントリを削除する(特に標準エクスポートの回避策で複数CSVを結合した場合)
- 会社ドメインを統一する(
wwwや末尾のスラッシュを除去) - 存続していない会社や非アクティブな会社を削除する(稼働状況の項目を確認)
- ThunderbitのField AI Promptを使って、抽出中に企業へタグ付けや分類を行う(例:調達ステージで分類、従業員100人超をフラグ)
ここがCRM整備の出発点です。HubSpotは会社ドメイン名を重複排除の要となる項目に据えていますし、SalesforceのDuplicate Managementもインポート時の重複を検出してくれます。
ステップ3:補完 — 意思決定者の連絡先を見つける
Crunchbaseが提供するのは会社単位の情報ですが、営業の現場で必要なのは人にひもづく情報——氏名、メール、電話番号です。会社ドメインをApollo、Hunter、UpLeadといった補完ツールに通して、意思決定者の連絡先を割り出しましょう。これらのツールは、検証済みメールや直通番号を見つける手段として、フォーラムでも名前が挙がり、信頼されています。
ThunderbitのSubpage Scrapingからも、Crunchbaseプロフィール上に表示された創業者名やLinkedIn URLを直接取得できます。補完にかける前の、初期リストづくりに役立ちます。
ステップ4:投入 — CRMや営業ツールへ取り込む
- ThunderbitからGoogle Sheets、Airtable、Notionへ直接エクスポート(無料)
- CSVをCRMにアップロード(HubSpotはコンタクト、会社、取引などのインポートに対応;SalesforceのData Import Wizardは一度に最大50,000件を処理可能)
- 抽出項目をもとに、業界、調達ステージ、地域、会社規模などでセグメント分け
ステップ5:アプローチ — パーソナライズして送る
抽出したデータは、コールドメールのパーソナライズ素材として活用します。最近の資金調達、会社の成長、技術スタック、業界——こうした切り口に触れていきましょう。たとえば、次のような書き出しが考えられます。
「シリーズAのご調達おめでとうございます。先月500万ドルを調達されたのを拝見しました。貴社と同じフェーズのSaaSチームに、[価値提案]をご提供しています……」
この水準のパーソナライズは、Crunchbaseから名前とメールだけを取得しただけでは実現できません。豊富な情報の裏付けがあって、はじめて成り立ちます。テンプレートや配信到達率のヒントは、コールドメールのパーソナライズとコールドメールの配信到達率のガイドをご覧ください。
Crunchbaseからより良いリードを得るためのコツ
スクレイピング前にCrunchbaseの条件をできるだけ絞る
検索条件が緻密であるほど(業界 + 調達ステージ + 地域 + 従業員数)、リードの質は高まります。Crunchbaseのフィルター群には、基本情報、資金調達、投資家、シグナル、ランク&スコアなどが用意されています。何でもかんでも取りにいくのではなく、狙うべき企業だけに照準を合わせましょう。
Field AI Promptで抽出中にラベル付けする
ThunderbitのField AI Promptを設定すれば、抽出している最中に、データの分類・翻訳・整形までその場で済ませられます。例:「累計調達額が1,000万ドル超なら『High Value』、それ以外は『Early Stage』とラベル付けする」。後処理に費やす時間を、大幅に削減できます。
定期スクレイピングで新規リードを取りこぼさない
Crunchbaseには、日々新しい企業や調達情報が追加されていきます。ThunderbitのScheduled Scraperを使えば、Crunchbase検索を週次や月次で自動的に実行し、新たな見込み客を継続的に拾い続けられます。
CRMに入れる前にデータを整える
CRMへ送る前に、重複排除、空欄の削除、形式の統一は必ず済ませてください。データの乱れがパイプラインを汚すのを未然に防ぎ、営業チームが本物の商談だけに集中できるようになります。
法務・倫理面で注意すべきこと

法的な論点は、フォーラムでも繰り返し取り上げられます。理由はもっともなことです。ここでは、はっきりお伝えしておきます。
Crunchbaseの利用規約は、自動クロール、スクレイピング、スパイダー、エクスポート/ダウンロードの自動化、制限の回避、そしてCrunchbaseコンテンツの大部分を保存する行為を、明確に禁じています。これは現実の制約であり、読者として把握しておく必要があります。
ただし、公開されている企業情報を自社の調査目的で使うことと、大量データセットを商用で再販することは、実務のうえでは別の問題として扱われます。hiQ Labs v. LinkedInの判例は、公開データのスクレイピングが必ずしもCFAA違反にならないと示した、参考になる前例です。とはいえ、あくまで事案ごとの判断であって、契約条件や個人情報保護法、プラットフォーム側の対策を無効にするものではありません。
安全に進めるためのベストプラクティスは、次のとおりです。
- robots.txt とレート制限を尊重する
- Crunchbaseのサーバーに過度な負荷をかけない(Thunderbitのクラウドスクレイピングはリクエストを配慮して分散)
- ビジネス文脈を超える個人情報は取得しない
- 生データセットを再配布しない
- Crunchbaseデータは自社のリード調査・選別に使う
- 個人メールの大量スクレイピングではなく、ApolloやHunterなどの正当なツールで連絡先を補完する
- アウトリーチではCAN-SPAM、GDPR/CCPA、オプトアウト要件を守る
私からの助言はシンプルです。スクレイピングしたデータは、責任を持って社内の見込み客開拓に役立て、再販用途には決して回さないこと。法的な論点をさらに深く知りたい方は、Webスクレイピングの法的影響の完全ガイドをご覧ください。
2026年にCrunchbaseから最速でリードを抽出する方法
さて、結局のところどれを選べばよいのか——整理しましょう。
- 標準エクスポート: すでにProを持っていて、少量を1回だけ取り出したいなら十分。上限があり、手作業で、拡張性は低い。
- Thunderbit: 再現性があり、スケールするワークフローが必要な非技術チームに最適。2クリックで設定でき、AI対応、無料エクスポート、Proプラン不要。
- Python: カスタム要件があり、大量処理したい開発チーム向け。強力だが、保守負担が大きく、対ボット対策の影響も受ける。
- 公式API: 大企業の予算や製品連携向け。信頼性は高いが、高額で利用条件も厳しい。
そしてスクレイピングは、あくまで最初の一歩にすぎません。クレンジング、補完、取り込み、そしてパーソナライズされたアプローチ——これらが揃ってはじめて、生データは売上へと変わります。
成果を上げるのは、Crunchbase予算がいちばん潤沢なチームではありません。発見から商談化までを、何度でも再現できるパイプラインを組み上げたチームです。
自分の手で試してみたいですか。Thunderbitの無料枠なら、小規模にCrunchbaseスクレイピングを試して、その手応えをすぐに確かめられます。リード運用をもっと掘り下げたい方は、リードリストの作り方とAIによるリードジェネレーションも、あわせてご覧ください。
よくある質問
Crunchbaseを無料でスクレイピングできますか?
はい。 Thunderbitのようなツールには無料枠があり、Crunchbaseの検索結果を抽出してデータを書き出せます。Pythonでのスクレイピングもソフトウェア費用はかかりませんが、開発工数が必要です。Crunchbase自身の標準エクスポートには、ProまたはBusinessプランが必要です。
Crunchbaseのスクレイピングは合法ですか?
Crunchbaseの利用規約では自動スクレイピングが禁止されているため、契約上のリスクがあります。hiQ v. LinkedInの判例は公開データのスクレイピングに一定の法的示唆を与えますが、プラットフォーム規約を上書きするものではありません。実務上は、社内の見込み客開拓に使い、レート制限を守り、大量データを再配布せず、プライバシーや営業規制に従うのが基本です。
Crunchbaseからどんなデータを抽出できますか?
会社名、Webサイト、説明、本社所在地、資金調達ラウンド、累計調達額、直近の調達日、従業員数、業界、創業者、投資家、技術スタック、連絡先メールや電話番号(取得可能な場合)、SNSリンク、稼働状況などです。実際に見える項目は、ブラウザセッションと使う方法によって異なります。
Crunchbaseのリードからメールアドレスを取得するには?
Crunchbaseは主に企業レベルのデータを提供します。意思決定者のメールが必要なら、抽出後にApollo、Hunter、UpLeadのような補完ツールを使ってください。ThunderbitのSubpage Scrapingで、Crunchbaseの企業プロフィールに表示されているメールやLinkedIn URLを取得することもできます。
Crunchbaseからリードを抽出するのに最適なツールは何ですか?
目的によります。非技術の営業チームには、Thunderbitが最速かつ最も簡単です。2クリック設定、AI対応、無料エクスポートがあります。最大限の制御が必要な開発者ならPythonが向いています。企業予算や製品連携なら、Crunchbase公式APIが最も信頼性の高い正式ライセンス付きの選択肢です。
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