ウェブサイトのデータをExcelに取り込む最も簡単な方法

最終更新日:May 7, 2025

ネット上のいろんなサイトから商品情報や価格データを集めて、Excelにまとめて管理したいと思ったこと、ありませんか?手作業でコピペして整理するのは、正直かなり面倒だし、ミスも起こりがちですよね。今回は、初心者でも上級者でも使える、ウェブサイトのデータを直接Excelに取り込むための、手軽で効率的な方法をまとめてご紹介します。

ノーコードのウェブスクレイピングツールを活用しよう

プログラミングが苦手な人には、のようなノーコード型のウェブスクレイピングツールがぴったりです。こういったツールなら、難しい知識がなくても、画面上で欲しいデータを選ぶだけで、誰でも簡単にウェブサイトからExcelへデータを取り込めます。

Thunderbitのは、従来のような細かい設定やセレクター指定をしなくても、AIがページの内容や構造を理解して、必要なデータを自動で抽出してくれます。多くのツールはドラッグ&ドロップやテンプレートのカスタマイズが必要ですが、Thunderbitなら直感的な操作だけでOKです。

しかも、Excelだけじゃなく、Google SheetsやAirtable、Notionなどにもワンクリックでデータをエクスポートできるのも魅力です。

Thunderbitで商品データを集める3ステップ

ステップ1:ウェブサイトを開いてThunderbitの「AIウェブスクレイパー」を選択

Thunderbitをブラウザにインストールしたら、データを集めたいウェブサイトを開き、Thunderbitのサイドバーから「AIウェブスクレイパー」をクリックします。

thunderbit_collect_data_step_1

ステップ2:AIの提案をもとに抽出したいデータ項目をカスタマイズ

「AIでカラムを提案」機能を使えば、スクレイパーテンプレートが自動で作成されます。必要に応じてAIのサポートを受けながらテンプレートを編集し、保存先もテーブル形式でコピーしたり、他のサービスに保存したり選べます。

thunderbit_collect_data_step_2.gif

ステップ3:抽出したデータをExcelにエクスポート

データ項目を確認したら、スクレイパーを実行。抽出したデータはコピーやダウンロードができるので、Excelにそのまま貼り付けるだけでOKです。

thunderbit_collect_data_step_3.gif

AIの力でウェブスクレイピングを体験しよう

実際にクリックして、ワークフローを体験しながら操作できます。

ExcelのWebクエリ機能を使う

Excelには「Webクエリ」という機能があり、ウェブページから直接データを取り込むことができます。特に、表形式で整理されたデータを定期的に更新したいときに便利です。ただし、この機能はWindows版Excel限定なので注意してください。

Excel Webクエリで商品データを集める手順

  1. Excelを開く:新しいワークブックを作成し、データタブを選びます。
  2. 「Webから」を選択:「外部データの取り込み」から「Webから」をクリック。
  3. URLを入力:データを取り込みたいウェブサイトのアドレスを入力してOKを押します。

excel_web queries_enter_url.png

  1. データを選択:ページ内のテーブルが表示されるので、必要なテーブルを選んで「読み込み」をクリック。

excel_web queries_enter_choose_data.png

  1. 出力を確認:データの取り込み先を指定し、内容が希望通りかチェックします。

thunderbit_collect_data_step_1.gif

Thunderbitなら、データ抽出だけじゃなく、AIによる要約や自動入力も可能です。

Excel VBAでカスタムスクレイピング

プログラミングに慣れている人なら、VBA(Visual Basic for Applications)を使って、より細かいデータ抽出もできます。VBAはMicrosoft Officeに標準搭載されている言語で、Excelの自動化にもよく使われています。こちらもWindows版Excel限定の機能です。

Excel VBAで商品データを集める手順

  1. 開発タブを有効化
    • Excelを開き、「Excel」>「環境設定」>「表示」をクリック。
    • 下の方にある「開発」オプションにチェックを入れます。
  2. 参照設定を追加
    • 開発タブから「Visual Basic」を開きます。
    • 「ツール」>「参照設定」で以下をチェック:
      • Microsoft Internet Controls
      • Microsoft HTML Object Library
  3. データ抽出用のVBAコードを書く
    • 「挿入」>「標準モジュール」を選択。
    • エディタにVBAコードを記述します。

excel_vba_insert.png

以下はAmazonの商品ページから商品名・価格・評価を抽出する基本例です:

    Sub ScrapeAmazonPage()
        Dim IE As Object
        Dim html As Object
        Dim productTitle As String
        Dim productPrice As String
        Dim productRating As String
        
        ' Internet Explorerオブジェクトを作成
        Set IE = CreateObject("InternetExplorer.Application")
        
        ' Amazonの商品ページに移動
        IE.Visible = True
        IE.navigate "Put Your URL Here"
        
        ' ページの読み込みを待つ
        Do While IE.Busy Or IE.readyState <> 4
            DoEvents
        Loop
        
        ' HTMLドキュメントを取得
        Set html = IE.document
        
        ' 商品名を抽出
        On Error Resume Next
        productTitle = html.getElementById("productTitle").innerText
        On Error GoTo 0
        
        ' 価格を抽出
        On Error Resume Next
        productPrice = html.getElementsByClassName("a-price-whole")(0).innerText
        On Error GoTo 0
        
        ' 評価を抽出
        On Error Resume Next
        productRating = html.getElementsByClassName("a-icon-alt")(0).innerText
        On Error GoTo 0
        
        ' 抽出データをExcelに出力
        With ThisWorkbook.Sheets(1)
            .Cells(1, 1).Value = "Product Title"
            .Cells(1, 2).Value = "Price"
            .Cells(1, 3).Value = "Rating"
            .Cells(2, 1).Value = productTitle
            .Cells(2, 2).Value = productPrice
            .Cells(2, 3).Value = productRating
        End With
        
        ' 後処理
        IE.Quit
        Set IE = Nothing
        Set html = Nothing
    End Sub
  1. VBAスクリプトを実行・テスト
    • Visual Basic Editorでスクリプトを実行するか、Excelシート上のボタンに割り当てて動作を確認します。
    • データが正しく出力されているかExcelでチェックしましょう。

excel_vba_result.png

AIにデータ抽出を任せれば、面倒なコーディングは不要。大切な業務に集中できます。の力を体感してください!

よくある質問(FAQ)

  1. ウェブスクレイピングって何?どんなメリットがあるの?

    ウェブスクレイピングは、ウェブサイトからデータを集めて、表などの形で整理する技術です。いろんなサイトから商品価格などをまとめて比較・分析したいときにとても便利です。

  2. Thunderbitはどんな仕組みで動くの?

    Thunderbitは、コーディング不要でデータ抽出ができるツールです。画面上で欲しい項目を選ぶだけで、AIが自動でデータを集めてくれます。

  3. ThunderbitでExcel以外にもデータをエクスポートできる?

    はい、ThunderbitはGoogle SheetsやAirtable、Notionなど、いろんなサービスへのエクスポートに対応しています。

  4. Webクエリのデータが自動で更新されないのはなぜ?

    Excelのデータタブで「すべて更新」が有効になっているか確認してください。クエリと接続の「接続プロパティ」から自動更新の間隔も設定できます。

  5. VBAコードがうまく動かない場合は?

    開発タブが有効になっているか、必要な参照設定(Microsoft Internet ControlsとHTML Object Library)が選択されているか確認しましょう。

参考リンク:

AIで手間なく作業を自動化
Shuai Guan
Shuai Guan
Co-founder/CEO @ Thunderbit. Passionate about cross section of AI and Automation. He's a big advocate of automation and loves making it more accessible to everyone. Beyond tech, he channels his creativity through a passion for photography, capturing stories one picture at a time.
Topics
ExcelAIウェブスクレイパー
目次
AIでデータ抽出
GoogleスプレッドシートやAirtable、Notionへ簡単にデータ転送
Chrome Store Rating
PRODUCT HUNT#1 Product of the Week