火曜の夜8時、友達とチャットしたり、勉強会に顔を出したり、次のAIプロジェクトのアイデアを練ったり——そんな時、いくつもアプリを切り替える必要はもうありません。開くのはたったひとつのタブ、Discordだけ。ここはまるでデジタルの大都市。何百万ものコミュニティが集まり、会話やミームが絶え間なく飛び交っています。今やDiscordは、インディーゲーム開発者から大企業、Z世代の学生、地元の編み物サークルまで、あらゆる人たちのオンラインコミュニティの中心地になっています。
SaaSや自動化ツールの開発に長く関わってきた僕自身も、実はたくさんのDiscordサーバーに潜んできました。Discordが「ゲーマー向けチャット」から世界規模のプラットフォームへと進化していく様子を、リアルタイムで体感してきたんです。登録ユーザーはもう7億人近く。勢いは止まる気配がありません。パワーユーザーも、データ分析好きも、次のコミュニティ戦略を考えるビジネスリーダーも、Discordの数字には驚かされるはず。もはやゲームだけの話じゃありません。ここでは信頼できる情報ソースをもとに、最新のdiscord 統計・discord データを徹底的に解説します。
数字で見るDiscord:2026年の最新クイック統計
まずはDiscordの主要な数字を一気にチェック。オンラインコミュニティやデジタルエンゲージメント、次世代SNSの動向を追う人には、どれもインパクト大なデータです。
- 6億5600万 — 2025年末時点の登録ユーザー数。数年前のほぼ2倍()。
- 約2億6000万 — 世界の月間アクティブユーザー(MAU)。前年の約2億3000万から増加()。
- 約3000万 — 1日のアクティブユーザー(DAU)。月間ユーザーの約38%が毎日利用()。
- 3260万 — 2025年時点のアクティブサーバー数。小規模なグループから巨大コミュニティまで()。
- 1990万 — 世界最大のDiscordサーバー「Midjourney」のメンバー数()。
- 5億6100万ドル — 2025年の年間収益。前年比29%増()。
- 150億ドル — Discordの最新評価額(2021年時点)。累計約10億ドルの資金調達済み()。
- 9% — 米国メッセージング/チャットアプリ市場でのシェア。Messenger、WhatsAppに次ぐ第3位()。
- 8億5000万 — 1日あたりの送信メッセージ数()。
- 94分 — 1ユーザーあたりの平均利用時間(米国の大学生は平均117分)()。
- 5億6000万回以上 — 2025年初頭時点のアプリ累計ダウンロード数(iOS+Android)()。
この数字だけでも十分すごいですが、ここからさらにDiscordの成長ストーリーと今後の展望を深掘りしていきます。
Discordユーザーの成長:登録・アクティブ・デイリー利用者
Discordの成長は、まさにシリコンバレーのサクセスストーリー。ゲーマー向けの音声チャットから、今や世界的なSNSプラットフォームへと進化しました。
登録ユーザー数:スタートアップから7億人規模へ
Discordの急成長を年表で振り返ると——
| 年 | 登録ユーザー数(百万人) |
|---|---|
| 2016 | 25 |
| 2017 | 90 |
| 2018 | 130 |
| 2019 | 250 |
| 2020 | 300 |
| 2021 | 370 |
| 2022 | 456 |
| 2023 | 563 |
| 2024 | 約614(推定) |
| 2025 | 約689〜700(推定) |
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この成長を支えたのは、ゲーマーの早期利用、コロナ禍での利用急増、そして新しいコミュニティや国への拡大。2026年には7億5000万ユーザー突破も見込まれ、TwitterやSnapchatと並ぶ存在になりそうです()。
月間・日間アクティブユーザー:圧倒的な定着率
登録数だけじゃなく、実際の利用率もDiscordの強み。MAU・DAUの推移を見てみましょう。
| 年 | 月間アクティブユーザー(百万人) | 日間アクティブユーザー(百万人) |
|---|---|---|
| 2017 | 10 | — |
| 2018 | 45 | — |
| 2019 | 56 | 14 |
| 2020 | 100 | 19 |
| 2021 | 140 | — |
| 2022 | 約165(推定) | — |
| 2023 | 約196(推定) | — |
| 2024 | 約228(推定) | 約29 |
| 2025 | 約259(推定) | 約31.5 |
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注目ポイント:
- MAUは2019年から3倍以上に増加。
- 月間ユーザーの**約38%**が毎日ログイン()。
- 1人あたりの平均利用時間は94分/日で、Facebookの2倍以上()。
SlackやTeamsが「仕事用」なのに対し、Discordは本物のコミュニティの場として定着しています。
Discordユーザーの属性:誰が使っているのか?
Discordのユーザー層は、規模だけじゃなく、若さ・グローバル性・テック志向が際立っています。Z世代やデジタルネイティブにリーチしたいなら、Discordはまさに最適な場所。
年齢・性別の内訳
- **53%**が25〜34歳()。
- **20.6%**が16〜24歳。35歳未満が全体の約3/4。
- **19%**が35〜44歳、45歳以上はわずか7%。
- **66〜68%**が男性、**32〜34%**が女性()。
- 米国では成人男性の21%、**成人女性の11%**がDiscordを利用()。
初期ユーザーの高齢化も進んでいますが、やっぱりミレニアル世代・Z世代が中心。米国の大学生の**60%**がアカウントを持つなど、次世代の主流プラットフォームになっています()。
国別ユーザー分布
- **30%**が米国からのトラフィックまたはユーザー()。
- インドは第3位の市場で、5000万以上のユーザー()。
- ブラジル、イギリス、ロシア、ドイツ、カナダがそれぞれ4〜7%()。
- アジア太平洋地域が全体の約34%で最大シェア()。
国際的な成長も著しいですが、収益面や大規模サーバーは依然として米国が中心です。
Discordサーバー:コミュニティの規模とトップサーバー
Discordを都市に例えるなら、サーバーはそれぞれの「街区」。独自の雰囲気やルール、メンバーが存在します。サーバーの動向を知ることは、コミュニティ構築や分析に不可欠です。
サーバーの成長と分布
- 3260万のアクティブサーバー(2025年時点)。2020年の670万から大幅増()。
- **75%**がゲーム関連。次に多いのはエンタメ系()。
- **90%**のサーバーは15人未満の小規模グループ()。
大半は仲間内の集まりですが、ごく一部は巨大なデジタル都市のような存在です。
2026年の最大規模Discordサーバー
メンバー数上位の公開サーバーは以下の通り:
- Midjourney(AIアート) — 1990万メンバー()
- Viggle — 約400万
- LimeWire — 230万
- Leonardo.ai — 180万
- Blox Fruits(Robloxゲーム) — 175万
- 原神(Genshin Impact) — 174万
- All Star — 118万
- Valorant — 110万
- Roblox Official — 106万
- Fusionist — 105万
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トレンド: AI系(Midjourney、Leonardo)やゲーム系が圧倒的ですが、クリエイティブ、音楽、暗号資産系も急成長中。100万人超えはごく一部ですが、50人規模でもニッチな熱量を持つサーバーが多いのが特徴です。
Discordの収益化:Nitro、広告、その他の新展開
Discordのビジネスモデルは「ユーザー第一主義」を貫きつつ、新たな収益化にも挑戦しています。
Discord Nitroとアプリ内課金
- 5億6100万ドル(2025年)の年間収益。半分以上がNitroサブスクリプション()。
- Nitroは月額約9.99ドル、年額99ドル。Nitro Basicは月額2.99ドル。
- 2億700万ドル — 2023年のNitro収益()。
- 1億2350万ドル — モバイルアプリ内課金収益(直近報告)()。
- **60%**のアプリ内課金収益が米国から()。
Nitroの利用率はまだ数%ですが、サーバーサブスクリプションや有料Botなど、クリエイターやコミュニティ向けの新たな収益化も進行中です。
Discordの評価額と資金調達
- 150億ドル — 2021年時点の評価額()。
- 9億9500万ドル — 累計資金調達額()。
- 2021年、120億ドルでのMicrosoftによる買収提案を辞退()。
収益は右肩上がりですが、単なる「視聴数」ではなく、ユーザーのロイヤルティを収益化できている点が特徴です。
Discordの市場シェアと競合環境
DiscordはWhatsAppやSlackの後追いではなく、独自のポジションを築いています。
- 9% — 米国メッセージング/チャットアプリ市場シェア()。
- 世界的には常にダウンロード数トップ10のSNSアプリ()。
- 「統合コミュニケーション」(ビジネス向け)分野では**0.15%**のシェア()。
- ゲーム開発ツール分野では**15.18%**のシェアで、Unity・Unrealに次ぐ第3位()。
ゲーム・開発者コミュニティでのDiscordの役割
- **36%**のゲーマーが毎日または毎週Discordを利用()。
- ゲーマーのうち「全く使わない」は**5%**のみ。
- 現在**54%**のユーザーが「非ゲーマー」と回答()。
- **15%**のゲーム開発チームがDiscordを主要ツールとして活用()。
ゲーム分野が基盤ですが、テック・教育・暗号資産・クリエイティブ業界へと急速に拡大しています。
Discordアプリのダウンロード・トラフィック・利用傾向
実際にみんなはDiscordをどう使っているのか?データからは意外な傾向も見えてきます。
アプリダウンロード数とWebトラフィック
- 5億6000万回以上 — 2025年初頭時点のモバイルアプリ累計ダウンロード数()。
- 2800万 — 2022年の米国ダウンロード数。年間9位()。
- 5億5930万 — 2025年11月のWebサイト訪問数()。
- 1訪問あたり10.2ページ、平均滞在時間11分43秒()。
利用デバイス・アクセス経路
- 米国では**60%がデスクトップ、インドでは66%**がモバイル()。
- **74〜76%**のWebトラフィックがダイレクト(URL直打ちやブックマーク)()。
- YouTubeが最大のソーシャル流入元(59〜68%)、次いでReddit・Twitter()。
- 1日あたり約7つのサーバーを訪問()。
- ボイスチャット利用者はテキストのみの利用者より34%長く滞在。平均ボイスセッションは53分()。
「なんで友達はLINEの返信遅いのに、Discordだといつもオンライン?」——その理由がここにあります。
Discordの安全対策・モデレーション・プラットフォーム健全性
規模が大きくなるほど、モデレーションの責任も増します。Discordは自動化・透明性・コミュニティ主導の監視を組み合わせて対応しています。
- 2億3500万件のユーザー通報を2021年に処理。
- 3680万件の偽アカウントやスパムアカウントを無効化()。
- **95%**のアカウント制裁はスパム関連()。
- 2023年第4四半期:
- 約2万8000サーバーが児童保護違反で事前削除
- 約1119サーバーが児童保護違反で事後削除
- 約11万6000アカウントが児童性的虐待等でBAN()
- 3万7102アカウントが児童保護関連で削除()。
Trust & Safetyチームは積極的な検出とコミュニティモデレーションツールを活用していますが、膨大な対応件数からも運営の難しさがうかがえます。
Discord for Business:導入状況・業界・ユーザー属性
Discordはゲーマーや趣味人だけのものじゃありません。今やスタートアップやテック企業、大手ブランドにも活用が広がっています。
- **65%**のDiscord導入企業は従業員50人未満()。
- ゲーム開発ツール分野で**15%**のシェア()。
- 13万1679ドル — Discordユーザーの平均年収(テック系や調査バイアスの影響あり)()。
- Samsungは12時間で10万人のメンバーをサーバーに集めた実績あり()。
- Netflix、Chipotle、Adidasなどもコミュニティ活用を実験中()。
若年層・テック志向・コミュニティ重視のターゲットには、Discordは絶好のエンゲージメント&フィードバックの場です。
Discordの注目トレンド:AI・非ゲーム分野の拡大・IPOへの道
Discordの次章は今まさに進行中。注目すべきトレンドをまとめます。
AI・非ゲームコミュニティの台頭
- Midjourneyの1990万メンバーサーバーは、AIコミュニティがDiscordを主な活動拠点にしている好例()。
- **54%**のユーザーが「非ゲーマー」と回答()。
- 2024年、非ゲームサーバーでのボイスチャット利用が19%増加()。
- 画面共有利用は22%増加。特に勉強や仕事用途で拡大。
Discordは「ゲームチャット」から「総合コミュニティハブ」へと進化中。メンタルヘルス、金融、教育、クリエイティブ分野も急成長しています。
広告収益化・収益成長・IPO展望
- Quests(新広告フォーマット)がUberやWendy’sなどでテスト中()。
- パートナーサーバーの収益が22%増加(ファン支援による)()。
- 売上高倍率(P/Sレシオ)は約27倍。収益成長が続けばIPO有力候補に。
最大の注目点は「Discordは上場するのか?」。2027年には収益10億ドル到達が予想され、IPOの可能性が高まっています。
まとめ:Discordデータが示すユーザー&分析者への示唆
パワーユーザー、分析担当者、ビジネスリーダー、どんな立場でもDiscordデータから得られるポイントは多いです。
- Discordは巨大かつ成長中: 約7億人のユーザー、2億5000万超のMAU、若くグローバルで高いエンゲージメント()。
- エンゲージメントが全て: MAUの38%が毎日ログイン、平均1.5時間/日利用()。
- コミュニティが価値を生む: 90%は小規模サーバーだが、巨大サーバーは数百万人規模。モデレーションと文化醸成が成功の鍵()。
- 収益化は進化中: Nitroが主力だが、広告・クリエイター支援・サーバーサブスクも拡大()。
- ビジネス利用も拡大: スタートアップやテック企業、大手ブランドもコミュニティ運営やカスタマーサポートに活用()。
- クロスプラットフォーム連携が重要: YouTube、Reddit、Twitterが主要流入元。自分のオーディエンスがいる場所すべてでサーバーを宣伝しましょう()。
実践的なヒント: 活気あるコミュニティを作りたい、Z世代にリーチしたい、次世代のデジタルエンゲージメントを分析したいなら、discord 統計・discord データが最良の指針です。エンゲージメント・本物志向・クロスプラットフォーム展開を重視し、収益化やモデレーションの進化にも注目しましょう。
おわりに
Discordの物語はまだまだ続きます。IPOやAI・教育分野との連携強化など、今後も革新と成長が期待されます。パワーユーザーや分析担当者にとって、Discordは単なる交流の場ではなく、オンラインコミュニティの未来を体感できる「実験室」でもあります。
もしあなたもデジタルデータや自動化に興味があるなら、discord 統計を追い続けてみてください。そして、のようなツールを使って、自分だけのインサイトを集めてみるのもおすすめです(ちょっとだけ自社宣伝もご容赦を)。
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執筆:Shuai Guan(Thunderbit共同創業者・CEO)。スクレイピングや自動化、データ活用の最新ガイドはこちら:
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