Apollo Email Finderを使うと、業界・企業規模・役職・地域などの条件から、狙う企業の担当者と勤務先メールをまとめて探せます。日本企業を対象にする場合は、Apolloだけで完結させようとせず、企業サイトの「会社概要」「役員一覧」「ニュース」や登壇者ページも合わせて確認するのが実務的です。
この記事では、Apolloで関連性の高いリードを絞り込む手順、送信前の品質確認、データベースにない情報をThunderbitで補完する方法までを、ひとつの運用フローとして解説します。
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Apollo Email Finderでできること

Apollo Email Finderは、Apollo.ioに含まれるB2B向けのメール検索・検証機能です。Apolloは2億6,500万件以上の連絡先と6,000万社超の企業情報を掲げ、担当者検索からリスト作成、メール配信までを一つの環境で進められます。
営業チームで特に使いやすいのは、次の3点です。
- 検索条件を細かく設定できる:役職、職位、業界、従業員規模、所在地、利用技術などで対象を絞れます。
- メールの状態を確認できる:「Verified」表示を使い、送信候補を選べます。
- 次の工程へつなげやすい:CSVやCRMへの出力、シーケンス、Chrome拡張機能を同じワークフローで使えます。
大切なのは、検索結果の件数ではなく、誰に何を提案するかが明確なリストを作ることです。Apolloを開く前に、理想顧客像(ICP)と対象の役割を一文で決めておくと、後工程が大幅に軽くなります。
先に決める検索条件
たとえば「日本のSaaS企業へ人事システムを提案する」のであれば、「Marketing」のような広い条件ではなく、次のように具体化します。
- 対象企業:日本国内、従業員50〜300人、SaaSまたはITサービス
- 対象部門:人事、People Operations、情報システム
- 対象職位:部長、Head、VP、執行役員
- 利用技術:提案製品と関係するシステムや連携先
- 購買シグナル:採用拡大、新拠点、新サービス、資金調達など
データ品質が悪いと、1人の営業担当者につき年間550時間・32,000ドルの損失につながるという試算もあります。日本円なら数百万円規模です。一方、最新で正確な連絡先を使う企業はコンバージョン率が66%向上したというデータもあります。最初から対象を狭め、更新日と出典を残すほうが、結果的に速く進みます。
Apolloでビジネスメールを探す手順
データベース検索からリストを作る
- Apolloへログインし、「People」または「Contacts」を開きます。
- ICPに合わせてフィルターを設定します。 役職、職位、企業規模、業界、地域を組み合わせます。「従業員50人未満のテック系スタートアップにいるHead of People」のように、役割まで具体化します。
- 件数と顔ぶれを確認します。 上位20〜30件を見て、対象外の役職や企業が多ければ条件を調整します。
- 必要なメールだけを表示します。 クレジットを使う前に会社、役職、所在地を確認し、「Verified」表示のある勤務先アドレスを優先します。
- CSVまたはCRMへ出力します。 SalesforceやHubSpotと連携する場合も、いったん重複と既存顧客を確認します。
- 検索条件を保存します。 継続的に追う市場なら、同じ条件で新しい候補を確認できるようにします。
「Persona」や「Technographics」も便利です。Slack連携のHR製品を扱うなら、「Slackを利用している企業」と人事責任者の条件を組み合わせることで、提案との関連性を高められます。
Apollo Chrome拡張機能から追加する
企業や担当者を個別に調べている場合は、Chrome拡張機能が向いています。
- ChromeウェブストアからApolloの拡張機能をインストールします。
- LinkedInのプロフィールまたは企業ページを開き、Apolloのサイドバーを表示します。
- 会社名、役職、メールの状態を確認し、必要な連絡先だけをリストやシーケンスへ追加します。
- 企業ページでは、同じ会社の主要担当者も確認します。
- 短時間に大量のプロフィールを閲覧せず、LinkedIn側の利用制限にも注意します。
日本企業ではLinkedInの更新頻度に差があります。役職が古いと感じたら、企業サイトの役員一覧、プレスリリース、採用ページで現職かどうかを再確認してください。
Apolloにない企業・担当者をThunderbitで補完する
Apolloは広いデータベースを持ちますが、設立直後のスタートアップ、地域企業、ニッチ産業、イベント登壇者、PDFに掲載された担当者などは見つからない場合があります。そのときは、企業が自ら公開しているページを調べます。
Thunderbitは、企業サイトやイベントページから、氏名、役職、メール、電話番号、LinkedIn URLなどを構造化して抽出できるAI Webスクレイパーです。「会社概要」「チーム」「役員」「ニュース」「登壇者一覧」など、Apolloの外側にある一次情報をリード表へ追加する用途に向いています。

企業サイトから不足項目を集める手順
- 対象企業の公式サイトで、会社概要、チーム、経営陣、ニュース、問い合わせページを開きます。
- ThunderbitのChrome拡張機能を起動し、「AIフィールド提案」で氏名、役職、メール、プロフィールURL、出典URLなどの列を作ります。
- 一覧から個別プロフィールへ進む必要がある場合は、サブページも取得します。
- プレスリリース、会社案内、イベント資料などに情報がある場合は、PDFや画像も確認します。
- 結果をApolloのリストと統合し、「出典」列にApolloまたは企業サイトのURLを記録します。
ニッチなカンファレンスなら、登壇者一覧から氏名、所属、肩書き、プロフィールURLを先に抽出し、その後Apolloで勤務先メールを照合する順番も有効です。Thunderbitのメール抽出についてはメールスクレイピングガイドで詳しく紹介しています。
送信候補に残すメールの判断基準
メールが見つかったら、次の6点を確認します。
- 個人宛の勤務先メールか:jane.doe@company.comのような個人宛を、info@company.comより優先します。
- 会社のドメインと一致しているか:フリーメールは、本人が業務用として公開している場合だけ候補にします。
- 役職が提案先として適切か:CMOを探しているなら、Marketing Associateを同じリストへ混ぜません。
- 検証結果が付いているか:Apolloの「Verified」表示を確認します。Thunderbitで得た公開情報は、掲載元と更新時期も確認します。
- 現職の情報か:LinkedInだけでなく企業サイトや最新のプレスリリースも見ます。
- 重複していないか:CRMの既存レコード、別キャンペーン、同一人物の表記揺れを確認します。
同じ企業ドメインで複数の個人メールが公開されていれば、first.last@company.comのような形式を読み取れます。推測で作ったアドレスはそのまま送信せず、必ず検証ツールで確認してください。
info@randomcompany.comのような汎用窓口しかない場合は、担当者名を探す手がかりとして使い、いきなり大量配信の宛先にはしません。
同様に、info@company.comは一般窓口として記録し、info@company.comしか見つからない企業と、info@company.com以外の個人宛メールが確認できた企業を分けて管理します。
良い候補の例はsamantha.nguyen@techstartup.ioのように、個人名、企業ドメイン、対象役職がそろっているものです。contact@techstartup.ioは窓口としては有効でも、特定の担当者への提案では優先度が下がります。検証と補完の考え方はThunderbitのメールスクレイピングガイドも参考になります。
特定の連絡先が見つからないときの順番
- Apolloで企業名の正式表記、ブランド名、旧社名を変えて再検索します。
- 企業サイトの「会社概要」「役員」「チーム」「ニュース」を確認します。
- ThunderbitでページやPDFから氏名、役職、メール、プロフィールURLを抽出します。
- Googleで
"Jane Doe" @company.com emailのように氏名とドメインを組み合わせます。 - LinkedInで現職と役職を確認し、公開プロフィールから会社情報を照合します。
- john.smith@company.comのような公開例からメール形式を推測する場合は、jane.doe@company.comを検証ツールへ通します。
- 検証できないアドレスは送信リストへ入れず、代表窓口やフォームを使います。
プレスリリースPDFなどにalex@startup.comが掲載されていれば、企業ドメインとメール形式を確認する手がかりになります。出典URLと掲載日を記録し、現在の担当者かどうかも確認してください。
ApolloとThunderbitで更新可能なリード表を作る
一度きりのCSVではなく、更新の流れまで設計すると営業チームで再利用できます。
- Apolloで基本リストを作成し、ICPに合う連絡先をCSVまたはCRMへ出力します。
- 不足項目を特定し、メール、電話、LinkedIn URL、企業情報、最終確認日などの空欄を把握します。
- Thunderbitで公開ページを補完し、企業サイトやプロフィールページから必要な項目を追加します。
- Apolloにない候補も追加し、イベント、業界名簿、公式ディレクトリから新規企業を見つけます。
- Excel、Google Sheets、Airtableで統合・重複排除し、ApolloとThunderbitの出典をタグ付けします。
- アウトリーチ環境へ渡します。ThunderbitからGoogle Sheets、Airtable、Notion、Excelへ直接出力できます。
- 更新条件を設定し、Apolloの保存検索とThunderbitの定期スクレイピングで変更を追います。
マスターリストには、少なくとも「企業名」「担当者」「役職」「メール」「検証状態」「出典」「最終確認日」を置きます。どの経路から得た候補が商談につながったかも記録すれば、次回の検索条件を改善できます。Excelを使った整理方法はWebサイトからExcelへデータを抽出するガイドも参照してください。
日本企業を扱う場合は、「氏名(日本語)」「氏名(ローマ字)」「部署」「役職」「法人の正式名称」も分けておくと便利です。Apolloと企業サイトで表記が異なるときは、最新の企業公式ページを確認し、古い役職をそのまま上書きせず履歴として残します。営業担当が確認できるよう、各行にSource URLを持たせてください。
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Apolloと主なメール検索ツールの比較
| ツール | 強み | 弱み |
|---|---|---|
| Apollo | 膨大なデータベース、アウトリーチ連携、SMB向け価格、Chrome拡張、リアルタイム検証 | ZoomInfoより精度やや劣る、学習コスト、無料プラン制限あり |
| ZoomInfo | 極めて高精度、企業情報が豊富、強力なセグメント機能 | 高額、小規模チームには過剰、アウトリーチ機能は弱め |
| Lusha | 使いやすい、優秀なChrome拡張、直通電話・メールに強い、低価格プランあり | データベース規模小さめ、LinkedIn依存、従量課金でコスト増加も |
| Hunter.io | メール推測・検証の精度高い、ドメイン検索、シンプルなAPI、無料/従量課金あり | データベース規模小、アウトリーチ機能なし、ペルソナ絞り込み不可 |
| Seamless.ai | リアルタイムWeb/LinkedIn検索、定額で無制限リード、CRM連携良好 | データ品質にばらつき、フィルター精度やや低い、UIが洗練されていない |
| RocketReach | 氏名から個人/ビジネスメール検索に強い、ニッチ職種にも対応、検索回数多いプラン | データベース規模小、アウトリーチ自動化なし、一括検索UIがやや弱い |
Apolloは、大きなデータベースを検索し、そのままシーケンスへ進めたいチームに向いています。ZoomInfoは詳細な企業情報を重視する大規模組織、Lushaは担当者がブラウザ上で素早く補完したい場面、Hunter.ioはドメイン検索と検証を簡潔に使いたい場面が候補です。Seamless.aiとRocketReachも、対象市場や必要な検索量に応じて比較できます。
Thunderbitはこれらの連絡先データベースを置き換えるものではありません。企業サイト、イベント、PDFなど、公開ウェブにある最新情報を集め、データベースの空欄を埋める役割です。ツール選びをさらに比較したい場合はおすすめメールエクストラクターガイドを参照してください。
運用を始める前のチェックリスト
- ICPと対象役割を一文で説明できる
- Apolloの検索結果を20〜30件確認し、条件を調整した
- 個人宛の勤務先メールと「Verified」を優先した
- 企業サイトで役職と在籍を確認した
- Apolloにない情報はThunderbitで公開ページから補完した
- 重複、既存顧客、配信停止対象を除外した
- 出典URLと最終確認日を残した
- 全員へ同じ文面を送らず、相手の役割と企業状況に合わせた
業務上の連絡先を扱う場合は、各サービスの利用規約と社内の個人情報取扱ルールも確認してください。日本向けの営業では、件数を増やすより、提案との関連性、連絡理由、停止依頼へすぐ対応できる運用を整えるほうが成果につながります。
まとめ
Apollo Email Finderは、明確なICPをもとに担当者を絞り、検証済みの勤務先メールをリスト化するのに適しています。まずApolloで市場全体を検索し、日本企業で不足しやすい役員情報やイベント情報は、企業サイトとThunderbitで補完します。
最後に、メールの状態、現職、企業ドメイン、重複、出典を確認してから送信へ進みます。マスター表を定期更新し、商談につながった検索条件を残せば、リスト作成は毎回の手作業ではなく改善可能なプロセスになります。
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Apollo運用のFAQ
1. Apollo Email Finderとは何ですか?
Apollo.ioのB2B連絡先検索・検証機能です。役職、業界、企業規模、地域などで担当者を絞り、メールをリストやCRMへ追加できます。
2. Apolloで質の高いリードを得るには?
ICPを明確にし、役職だけでなく職位、企業規模、所在地、利用技術を組み合わせます。検索結果を一部確認してから、必要な候補だけを表示・出力してください。
3. Apolloに特定の連絡先がない場合は?
企業公式サイト、プレスリリース、PDF、イベントページを確認し、Thunderbitで氏名、役職、メール、出典URLを抽出します。その後、現職とメールの状態を確認します。
4. 送信候補に残すメールはどう判断しますか?
個人宛の勤務先メール、企業ドメイン、対象役職、検証状態、在籍情報、重複の6点を確認します。汎用窓口は、担当者が見つからない場合の代替経路として使います。
5. ApolloとThunderbitでリード獲得を自動化できますか?
Apolloの保存検索で基本リストを更新し、Thunderbitの定期スクレイピングで企業サイトの公開情報を補完できます。統合後はCRMやGoogle Sheets、Airtable、Notion、Excelへ出力し、重複と出典を管理します。
さらに詳しく知りたい方へ:


