SalesforceでWeb to Leadフォームを作成するステップバイステップガイド

最終更新日:July 21, 2025

ちょっと自分の経験をシェアしますね。数年前、SaaS系の会社でオペレーションを担当してたんですが、毎週月曜の朝になると営業チームがスプレッドシートを囲んで、ウェブサイトのフォームから届いたリード情報をSalesforceに手作業でコピペしてたんです。まるでリレーのバトンみたいに、「金曜の夜に来たあのリード、誰が入力し忘れた?」って責任の押し付け合い。こういうの、経験したことありませんか?ウェブからの問い合わせが誰かの受信箱で2日も放置されて、せっかくの商談チャンスを逃したことがあるなら、その大変さ、めっちゃ分かります。だからこそ、ぼくはSalesforceのweb to lead機能を本気でおすすめしたいんです。これは単なる小技じゃなくて、会社の時間もコストもストレスも一気に減らしてくれるガチのソリューションです。

このガイドでは、web to leadって何なのか、なぜ重要なのか(ちょっと驚くデータも紹介)、そして実際にどうやって導入するのかを、実例を交えて分かりやすく解説します。営業リーダー、Salesforce管理者、あるいは「リードが消えた時に責められる人」まで、誰でもウェブサイトをリード獲得マシンに変えるノウハウが詰まってます。

Salesforceのweb to leadって何?

まずは基本から。web to leadはSalesforceに標準でついてる機能で、ウェブサイトのフォームから送信された情報を自動でSalesforceのリードとして登録してくれます。もうコピペ作業も、「あの問い合わせメール見た?」みたいなやり取りも不要。営業チームがすぐアクセスできる場所に、確実にリードが記録されるんです。

イメージとしては、デジタルのコンベアベルト。サイトの「お問い合わせ」や「デモ依頼」フォームに入力された内容が、送信ボタンを押した瞬間にSalesforceの新規リードとして登録されて、すぐにフォローできる状態になります。標準項目もカスタム項目も自由に追加できるので、名前・メール・会社名・興味のある製品など、必要な情報を柔軟に取得可能。全部自動化されてるから、スピードも正確さも段違いです。

そして何より大事なのは、web to leadは単なる時短ツールじゃなくて、「お客さんの関心が高いタイミングで即対応できる」こと。これがコンバージョン率にめちゃくちゃ効いてきます。

なぜweb to leadを使うべき?(スピードが命な理由)

今の顧客は、即レスを期待してます。でも、B2Bリードの平均返信時間は40時間以上、つまり2日近くも放置されてるのが現実()。さらに、ウェブからのリードのうち、実際に返信があるのは**27%**程度()。なかなか厳しい数字ですよね。

でも朗報もあります。新規リードに5分以内に対応した会社は、1時間以上待ってから対応した場合と比べて100倍も商談につながる確率が高いんです()。

web to leadを導入するメリットはこんな感じ:

  • 即時リード登録:ウェブからの問い合わせが即Salesforceへ。リードの取りこぼしや対応遅れを防げる
  • 迅速な対応:自動ルーティングや通知で、熱が冷めないうちに営業がアプローチできる
  • 手作業の削減:メールやスプレッドシートからの転記作業が不要。営業は本来の仕事に集中できる
  • データ品質の向上:顧客が入力したままの情報をそのまま取得。入力ミスや誤記も減る
  • 自動リード振り分け:割り当てルールで、適切な担当者やキューに即配分
  • 一貫したフォローアップ:自動返信メールで問い合わせ受付を即通知、次のアクションも明確に
  • 分析の強化:ウェブから成約までリードを一元管理できて、ROI分析もラク

どんな時に使うべき?基本的にウェブサイトからリードを獲得したい時はいつでもOK。「お問い合わせ」「デモ依頼」「イベント申込」「無料トライアル登録」「資料ダウンロード」など、幅広く活用できます。

web-to-lead-forms-salesforce-setup-guide.png

web to leadの活用例とROI

web to leadが実際のビジネスでどう役立つか、下の表でまとめてみました:

活用例シナリオビジネス効果
お問い合わせ一般的な質問や見積もり依頼すべての問い合わせが即CRMに登録。30秒以内の返信でコンバージョン率が**最大90%**向上(出典)。
デモ依頼サイト訪問者がデモをリクエスト適切な担当者に自動割り当て。5分以内の対応で100倍商談化しやすい(出典)。
イベント/ウェビナー申込イベントやウェビナーの登録申込情報が即Salesforceに。手作業でのリスト取り込み不要。フォローアップも自動化。
無料トライアル/アカウント登録無料トライアルやアカウント作成トライアルユーザー情報をリードとして取得し、営業が素早くアプローチ。成約率向上。
ニュースレター/資料DLメルマガ登録や資料ダウンロードナーチャリング用リードを自動取得。自動返信で即時コンテンツ配信。営業も関心度を把握可能。

ROIの実例として、webリードの自動取得とフォローアップを導入した会社では、リード対応時間が40%短縮リード成約率が30%向上したケースもあります()。

web to leadの仕組み(基本構造)

ざっくり言うと、Salesforceが用意してくれるHTMLフォームを自社サイトに埋め込むだけ。フォーム送信時にデータが直接Salesforceに送られて、新規リードが自動作成されます。

どの項目を含めるか(標準・カスタム)、リードの割り当てルール、自動返信メールの設定も自由自在。Google reCAPTCHAを追加してスパム対策もできます。

流れはこんな感じ:

  1. サイト訪問者がフォーム送信
  2. Salesforceがデータを受信しリード作成
  3. 割り当てルールで担当者に自動配分
  4. 自動返信メールを顧客に送信
  5. 営業担当に通知、フォローアップ開始

まるで24時間働くデジタルアシスタント。手作業の面倒から解放されます。

web to lead導入前に準備するもの

スムーズに導入するために、以下を用意しておきましょう:

  • Salesforce管理者権限:web to leadの有効化やフォーム生成に必要
  • 取得したいリード項目リスト:名前・メール・会社名・興味製品など。Salesforce側に項目があるか確認
  • 自動返信用メールテンプレート:新規リードへのサンクスメールや確認メール
  • 公開用ウェブページ:フォームを埋め込む「お問い合わせ」や「デモ依頼」ページ
  • リード割り当て方針:製品別・地域別・デフォルト担当者など、配分ルールを決めておく
  • Google reCAPTCHAキー(推奨):スパム対策用にを取得

これらを準備しておけば、設定作業がスムーズに進みます。では、実際の手順に進みましょう。

ステップ1:Salesforceでweb to leadを有効化

まずはSalesforceに管理者アカウントでログイン。

  1. 設定画面を開く
  2. クイック検索で「web to lead」と入力し選択
  3. 編集をクリックし、「web to leadを有効化」にチェックを入れて保存

この画面で:

  • reCAPTCHA認証の有効化:Googleキーがあればチェック
  • デフォルトリード所有者:割り当てルールに該当しない場合の担当者やキューを指定
  • デフォルト返信テンプレート:自動返信メールのテンプレートを選択

注意:Salesforceのweb to leadは1日500件までの制限があります()。大半の会社には十分ですが、大規模キャンペーン時は事前に対策を。

ステップ2:web to leadフォームの生成

いよいよフォーム作成です。

  1. web to lead設定画面で「web to leadフォームの作成」をクリック
  2. フォームに含めたい項目を選択(姓・会社名は必須。会社名を任意にしてる場合は除外可)
  3. 項目の並び順を調整
  4. リターンURL(送信後の遷移先。通常はサンクスページ)を入力
  5. reCAPTCHAを使う場合はSite KeyとSecret Keyを入力
  6. 「生成」をクリック

SalesforceがHTMLコードを出力します。例:

1<form action="<https://webto.salesforce.com/servlet/servlet.WebToLead?encoding=UTF-8>" method="POST">
2  <input type="hidden" name="oid" value="YOUR_SALESFORCE_ORG_ID">
3  <input type="hidden" name="retURL" value="<https://yourcompany.com/thank-you>">
4  First Name: <input type="text" name="first_name" maxlength="40"/><br/>
5  Last Name: <input type="text" name="last_name" maxlength="80" required/><br/>
6  Email: <input type="email" name="email" maxlength="80" required/><br/>
7  Company: <input type="text" name="company" maxlength="40" required/><br/>
8  <!-- reCAPTCHA widget will render here -->
9  <div class="g-recaptcha" data-sitekey="your_site_key_here"></div>
10  <input type="submit" value="Submit"/>
11</form>

カスタム項目がある場合は00NXXXXXXXXXXXXみたいな名前で表示されます。

ステップ3:web to leadフォームのテスト

公開前に必ずテストしましょう!(「全然リードが来ない…」と1週間後に気付くのは避けたいですよね)

  1. デバッグモードの有効化:HTML内のコメントアウトされた以下の行を探します。

    1<!-- <input type="hidden" name="debug" value=1> -->
    2<!-- <input type="hidden" name="debugEmail" value="you@yourcompany.com"> -->

    コメントを外し、debugEmailに自分のメールアドレスを入力

  2. HTMLをファイルとして保存(例:test_webtolead.html)し、ブラウザで開く

  3. テストデータでフォーム送信

  4. Salesforceでリードを確認。登録されてなければ、デバッグメールをチェック。よくある原因:

    • 必須項目の未入力
    • 重複ルールのブロック
    • reCAPTCHAの不具合
  5. 問題なければ、デバッグ用の行を再度コメントアウトまたは削除

ステップ4:フォームをウェブサイトに埋め込む

生成したHTMLを自社サイトに追加します:

  • HTMLサイト:表示したい場所にそのまま貼り付け
  • WordPress:エディタのカスタムHTMLブロックを利用
  • Wix/Squarespace:埋め込みコードウィジェットを使用

自社サイトのCSSでデザインを整えましょう(Salesforce標準の見た目はかなりシンプルです)。

ポイント:inputタグのname属性は絶対に変更しないこと。Salesforceが項目を正しく認識できなくなります。

本番サイトでも再度テストし、reCAPTCHAやリダイレクトも動作確認しましょう。

ステップ5:リードの自動割り当てとフォローアップ

リードがSalesforceに流れ込んだら、迅速な対応体制を整えましょう:

リード割り当てルール

  • 設定 → リード割り当てルールへ
  • 新規ルールを作成(有効化できるのは1つのみ)
  • 製品や地域など条件ごとに割り当て先を設定
  • ルールを有効化

これでウェブフォームからのリードが自動で適切な担当者やキューに配分されます。

自動返信ルール

  • 設定 → リード自動返信ルールへ
  • リード属性ごとに異なるメールテンプレートを送信するルールを作成
  • 例:リードソースが「Web Demo Request」の場合は「デモ依頼サンクスメール」を送信
  • ルールを有効化

これで営業が忙しい時でも、顧客には即時に受付完了メールが届きます。

その他の自動化

Salesforce FlowやProcess Builderを使えば、フォローアップタスクの自動作成やキャンペーン追加、複雑なワークフローも実現可能。でも、多くのチームは割り当てルールと自動返信ルールだけでも十分効果を感じられます。

よくある落とし穴と対策

スムーズな運用のために、以下の点に注意しましょう:

  • 必須項目の漏れ:フォームに必須項目がないとリードが作成されません。テストを徹底し、必要ならhiddenでデフォルト値を設定
  • 重複リードルール:厳しすぎる重複ルールは新規リードをブロックします。web to leadからの重複は許可または「許可して通知」に設定
  • スパム対策:reCAPTCHA未設定だとボットに狙われます。reCAPTCHA v2を必ず有効化(
  • 1日500件の制限:大量リードが予想される場合は事前に対策(API連携など)
  • ファイル添付不可:web to leadはファイルアップロード非対応。必要な場合は外部フォームやWeb-to-Caseを検討(
  • デザイン・UX:標準フォームは簡素なので、自社CSSで見た目を改善
  • 定期的なテスト・監視:項目追加やサイト変更時は必ずテスト。放置せず定期的に動作確認

実例:デモ依頼用web to leadフォームの構築

具体例でイメージを掴みましょう。仮に「ThunderTech」というB2B SaaS企業で、「デモ依頼」フォームからSalesforceにリードを自動登録したいとします。

フォーム項目例:

  • 名(必須)
  • 姓(必須)
  • 会社メールアドレス(必須)
  • 電話番号(任意)
  • 会社名(必須)
  • 役職(任意)
  • 興味のある製品(必須・選択式:Product AまたはProduct B)
  • コメント・質問(任意)

設定手順:

  • Salesforceで上記項目のweb to leadフォームを生成
  • リターンURLはサンクスページに設定
  • reCAPTCHAを有効化
  • 「デモ依頼」ページにフォームを埋め込み

リード割り当て例:

  • 興味製品がProduct AならAliceに割り当て
  • Product BならBobに割り当て
  • それ以外は「インバウンド営業」キューへ

自動返信例:

  • リードソースが「Web Demo Request」の場合、次のステップを案内するサンクスメールを自動送信

運用イメージ:

  • Jane DoeさんがProduct Aでフォーム送信
  • Salesforceがリードを作成し、Aliceに自動割り当て&Janeさんに確認メール送信
  • Aliceが30分以内にJaneさんへ電話
  • Janeさんは迅速な対応に感動(成約に一歩前進!)

さらにリード管理を強化したいなら、の活用もおすすめ。ThunderbitはAI 웹 스크래퍼のChrome拡張機能で、リード情報の自動収集やリサーチ、データ構造化を一括で実現。AIによる項目提案やサブページの自動取得、即時エクスポートなど、営業・マーケチームのリードパイプラインを劇的に効率化します。

まとめ:web to lead成功のポイント

要点を振り返りましょう:

  • web to leadはウェブフォームの送信内容を即Salesforceリード化。手作業ゼロ、機会損失も激減
  • スピードが命:数分以内の対応で商談化率が100倍に(
  • 自動化を徹底:割り当て・自動返信ルールで迅速なフォロー体制を構築
  • 落とし穴に注意:必須項目の漏れ、reCAPTCHAの有効化、定期テストを忘れずに
  • フォームの見た目も大事:デザインを整えることで送信率アップ&信頼感向上
  • 制限事項も把握:1日500件、ファイル添付不可、バリデーションは基本のみ

まだweb to leadを導入していないなら、今がチャンス。アクセス数の多いページから始めて、上記手順を実践すれば、対応スピードも営業パイプラインも劇的に改善します。

即時対応が求められる今、web to leadは「速く・賢く・確実」なリード獲得の切り札です。もう月曜朝のスプレッドシート地獄とはお別れしましょう!

営業活動のご成功をお祈りします!

参考リンク・リソース:

自動化のコツや웹 스크래퍼、営業オペレーションの知見をもっと知りたい人は、もぜひチェックしてみてください。

よくある質問(FAQ)

1. Salesforceのweb to leadとは?

web to leadは、ウェブサイトのフォームから送信されたリード情報を自動でSalesforce CRMに登録できる機能です。

2. 手入力ではなくweb to leadを使うメリットは?

手作業をなくし、入力ミスを減らし、リードの自動振り分けと即時対応を実現。顧客の関心が高いうちにフォローできるので、商談化率もアップします。

3. Thunderbitはweb to lead運用をどうサポートしますか?

Thunderbitはウェブ上の情報を自動で取得し、リードの精査やメール送信、情報充実化などの後続タスクをAIで自動化。生データを即戦力のインサイトに変換します。

4. web to leadの設定にコーディングは必要?

コーディング不要。SalesforceのHTMLフォーム生成機能と、ThunderbitのAIノーコードツールで誰でも簡単に導入できます。

5. web to leadで商談機会の損失を減らせますか?

もちろんです。リードを即時取得し、自動フォローアップを実現することで、問い合わせの取りこぼしを防ぎ、成約率と営業生産性を大幅に向上できます。

AI 웹 스크래퍼でリード情報を自動充実化
Shuai Guan
Shuai Guan
Co-founder/CEO @ Thunderbit. Passionate about cross section of AI and Automation. He's a big advocate of automation and loves making it more accessible to everyone. Beyond tech, he channels his creativity through a passion for photography, capturing stories one picture at a time.
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