お気に入りのSNSをスクロールしていると、つい目が止まる商品やサービスの投稿に出会ったこと、きっとあるよね。最新のガジェットや話題のスニーカー、知らなかった便利グッズまで、気になるアイテムが次々と流れてくる。でも、それって昔ながらの広告じゃなくて、信頼しているインフルエンサーがリアルな感想をシェアしている投稿だったりする。今やこれは特別な体験じゃなく、日常の一コマ。2026年、インフルエンサーマーケティングは一時的なブームじゃなく、ブランド認知や購買行動、さらには衝動買いの大きな原動力になっているんだ。
SaaSや自動化の現場で長く働いてきた自分としては、数字の裏側を読み解くのが本当に面白い。そして今、インフルエンサーマーケティングの最新統計は驚きの連続。マーケターやブランド担当者はもちろん、「うちのマーケティング予算、どこに消えてるの?」と気になる人にも、これらのデータは戦略や予算決め、時代の流れをつかむうえで欠かせない。2026年のインフルエンサーマーケティングを形作るデータを一緒に見ていこう。
数字で見るインフルエンサーマーケティング:2026年の注目統計
まずは2026年のインフルエンサーマーケティングを象徴する主要な統計をざっと紹介。これらの数字が、ブランドと消費者の関係を大きく変えている。
| 統計項目 | 2026年の数値・トレンド | 出典 |
|---|---|---|
| 世界市場規模 | 330億ドル(2025年、前年比36%増) | House of Marketers |
| 平均ROI | 1ドル投資あたり5.78ドル(トップキャンペーンは最大18ドル) | SociallyIn |
| 米国のマーケター利用率 | 86%(従業員100人以上の企業) | Later |
| 予算増加ブランド | 多国籍企業の54%(2025年) | Digiday |
| インフルエンサー経由で購入 | 58%(18歳以上) | eMarketer |
| 広告よりインフルエンサーを信頼 | 69%がインフルエンサーをより信頼 | SociallyIn |
| 主要プラットフォーム | Instagram(57%)、TikTok(52%) | Sprout Social |
| エンゲージメント率 | TikTok 18%、Instagram 2.4% | SociallyIn) |
| 40%以上の予算配分 | 11.9%のブランド(前年は24.2%) | Archive.com |
| AI活用マーケター | 60%以上(66%が成果向上を実感) | SociallyIn |
それぞれの数字の背景や、2026年のマーケティング戦略にどう活かせるか、さらに深掘りしていこう。
インフルエンサーマーケティング市場規模:2026年はどこまで拡大?
インフルエンサーマーケティング業界は、成長どころか爆発的に拡大中。2024年には世界市場が約240億ドル、2025年末には320〜330億ドルに到達する見込み(前年比35%以上の成長)。この10年で約14倍の成長って、すごいよね。
しかも、まだまだ成長は止まらない。今の流れが続けば、2026年には世界市場が400億ドルを突破するという予測も()。この勢いは欧米だけじゃなく、世界中で見られる。
- アメリカ:2025年のインフルエンサーマーケティング支出は約93億ドル。
- ヨーロッパ:イギリスやドイツなどで2桁成長が続く。
- ラテンアメリカ:ブラジルはInstagramインフルエンサー数で米国を上回り、インドも約200万人と急増中。
2025年時点で、世界には約7,000のインフルエンサーマーケティング専門エージェンシーやプラットフォームが存在(2019年は1,100強)、エコシステムは急速に成熟。インフルエンサーマーケティングを「まだ実験段階」と思っているなら、もう時代遅れかも。
今やインフルエンサーマーケティングは、地域ごとの個性を持ちつつ、グローバルに広がる巨大市場になっている。
予算の行方:インフルエンサーマーケティングへの投資動向
じゃあ、マーケティング予算のうち、どれくらいがインフルエンサーに使われているのか?答えは「これまで以上に多いけど、慎重さも増している」。

- 2025年、世界の5社に4社がインフルエンサーマーケティング予算を維持または増加。
- 47%のブランドが前年比11%以上の予算増加。
- ヨーロッパでは72%のブランドが2026年に予算増を計画。
ただ、全体の予算に占める割合はブランドごとにバラバラ。40%以上をインフルエンサーマーケティングに充てるブランドは11.9%(前年は24%)で、最も多いのは10〜15%の配分。Unileverみたいに広告予算の最大50%をSNS(インフルエンサー含む)に振り分ける企業もあるけど、多くはバランス重視。
なぜ投資が増えるのか? 売上だけじゃなく、56%の企業が「ユーザー生成コンテンツ(UGC)」の獲得を主目的にしている。直接的な売上も大事だけど、UGCの再利用価値がどんどん高まっている。
さらに、米国の大手ブランドの38%がインフルエンサー投稿の有料拡散に予算の大半を投入。73%のマーケターが単発契約より長期的なパートナーシップを重視する傾向も強まっている。
プラットフォームの勢力図:どのSNSが主役?
インフルエンサーが活躍する場所はどこ?主役はInstagramとTikTokだけど、状況は一筋縄じゃない。

- Instagram:世界の57%のブランドが最重要チャネルと回答。ビジュアル重視、クリエイターエコシステム、EC機能が強み。
- TikTok:69%のブランドが活用。短尺動画とアルゴリズムの拡散力でZ世代・若年層に大人気。
- YouTube:長尺コンテンツやテック・教育・ゲーム分野で根強い支持。37%のブランドが主要チャネルに挙げている。
エンゲージメント率はTikTokが圧倒的(米国平均18%、Instagramは2.4%、YouTubeは0.5%)。だから、多くのブランドがTikTokに注目している。
地域ごとの特徴:中国ではDouyinやWeiboが主流。インドはTikTok禁止後、InstagramとYouTubeが急成長。B2B分野ではLinkedInが欧州を中心に存在感を増している。
インフルエンサーマーケティングのROI:実際の効果は?
やっぱり一番気になるのは「どれだけリターンがあるの?」ってところ。
- 1ドル投資あたり平均5.78ドルのリターン(トップキャンペーンは最大18ドル)。
- 70%の企業が1ドル投資で2ドル以上のリターンを実感。
- イギリスの調査では、インフルエンサーマーケティングのROI指数は151(有料SNS広告は77)。
- 従来型バナー広告の11倍のROIを記録した事例も。
ROIは売上だけじゃなく、価値あるコンテンツやエンゲージメント、ブランドロイヤルティの向上にもつながる。消費者の29%(頻繁な購入者では62%)がインフルエンサーに商品フィードバックを共有する傾向があり、好循環が生まれている。
消費者の信頼とブランド発見:インフルエンサーが意思決定を左右
インフルエンサーマーケティングの「キモ」は信頼。インフルエンサーはただの宣伝役じゃなく、ガイドやアドバイザーとして消費者とつながっている。

- 69%の消費者がブランド広告よりインフルエンサーの推薦を信頼。
- 61%がインフルエンサーの推薦を従来広告や有名人より信頼。
- 58%の消費者がSNS経由で新しい商品やサービスを発見(インフルエンサーの影響大)。
- Z世代の87%がインフルエンサーの推薦で購入を検討。
ただし、信頼は自動的に得られるものじゃない。67%の消費者が「誠実で偏りのない意見」が最重要と回答。本音と透明性が成功のカギ。
インフルエンサーマーケティングのエンゲージメント:2026年の成功要因
エンゲージメントこそ、インフルエンサーマーケティングの真骨頂。単なるリーチじゃなく、会話やシェア、クリックを生み出す力が問われる。
- TikTok:エンゲージメント率は平均5〜18%と圧倒的。
- Instagram:ナノインフルエンサー(フォロワー5,000未満)は2.5〜3%、メガインフルエンサー(100万超)は約1%。
- 短尺動画(TikTok、リール、ショート)はエンゲージメント最強。週1回リールを視聴するユーザーの79%が商品購入経験あり。
- マイクロ・ナノインフルエンサーは著名人より高いエンゲージメントを維持。ブランドは小規模クリエイターを多数起用し、コミュニティ形成やUGC活用を進めている。

ポイント:プレゼント企画やチャレンジ、Q&Aなどのインタラクティブなコンテンツや、リアルなストーリーテリングが高いエンゲージメントを生む。TikTok・Instagram・YouTube Shortsのクロスポストも効果的。
AIの役割:自動化・分析・本物らしさの両立
AIはもうSFの話じゃなく、インフルエンサーマーケティングの現場で着実に革命を起こしている。

- 60.2%のマーケターがAIツールでインフルエンサー選定やキャンペーン最適化を実施。
- AI活用企業の66%が「成果向上」を実感。
- AIは、適切なインフルエンサーの発見(オーディエンスデータやエンゲージメント分析)、投稿タイミングの最適化、不正検出など幅広く活用。
- バーチャルインフルエンサー(AI生成キャラクター)も注目されていて、2026年にはCMOの最大30%が予算を投じる可能性も。
自動化ツールを開発してきた立場から言うと、AIは面倒な作業を効率化する強力な武器。ただし、AIは「人間らしさ」を補う存在。データやロジスティクスはAIに任せて、ストーリーは人間が語るのがベスト。
地域別インフルエンサーマーケティング統計:世界の潮流とローカル事情
インフルエンサーマーケティングはグローバルだけど、地域ごとに個性がある。

北米
- 米国ブランドの2025年インフルエンサー支出は90億ドル超。
- 大手企業の86%がインフルエンサーマーケティングを導入。
- 若年層にはSnapchatも根強い人気。
ヨーロッパ
- 72%のブランドが2026年に予算増を計画。
- 英・独・仏がリード。マイクロインフルエンサーの活用が盛んで、規制も厳しい。
アジア太平洋
- 中国のライブコマースは数十億ドル規模(1回の配信で17億ドル売上も)。
- インド:Instagramユーザー3億6,000万人超で巨大市場に。
ラテンアメリカ
- ブラジル:Instagramインフルエンサー数が米国を上回る。
- 信頼度・エンゲージメントは高いが、平均予算は欧米より小規模。
中東・アフリカ
- GCC諸国(UAE、サウジアラビア)で急成長。特にライフスタイル・ラグジュアリー分野。
- アフリカもナイジェリア、南アフリカ、ケニアを中心に急拡大中。
結論:インフルエンサー戦略は現地化が必須。ベルリンでうまくいった手法がバンコクで通用するとは限らない。
インフルエンサーマーケティングの効果:2026年に成果を出すポイント
成功するブランドとそうでないブランドの違いは?データが示すポイントはこれ。

- 本物らしさが最重要:67%の消費者が「誠実で偏りのない意見」を重視。
- マイクロインフルエンサー=高エンゲージメント:44%の企業がナノインフルエンサーとの協業を好む傾向。
- 明確な目的設定:ブランド認知、コンテンツ制作、売上など、目的に応じてインフルエンサーを選ぶ。
- 長期的なパートナーシップ:単発よりアンバサダー型の長期契約が効果的。
- マルチチャネル連携:有料広告やメール、自社チャネルと連動させて最大化。
- オーディエンスの適合性:フォロワー数よりもターゲット層との一致がROIアップのカギ。
要するに、「戦略的に・本物らしく・効果測定を徹底」することが成功の秘訣。
まとめ:2026年のインフルエンサーマーケティング統計
- インフルエンサーマーケティングは主流かつ急成長中—市場規模は300億ドル超、ほとんどのブランドが予算増加。
- 信頼と本物らしさが最重要—特にZ世代・ミレニアル世代で顕著。
- InstagramとTikTokが主戦場—YouTubeやLinkedIn(B2B)、地域特有のSNSも無視できない。
- マイクロインフルエンサーと長期関係がROIを押し上げる—量より質が大事。
- AIは強力な武器—発見・分析・不正検出に活用しつつ、人間らしさも忘れずに。
2026年のマーケティング戦略を考えるなら、これらの統計は単なる豆知識じゃなく、実践の指針。まだインフルエンサーマーケティングに投資していないなら、競合はすでに動き出しているかも。
調査方法・出典
このレポートの統計は、以下の信頼できる業界データをもとにまとめているよ:
各調査は数百〜数千人規模のマーケター・消費者を対象に、2024年後半〜2025年に実施されたもの。すべての統計は出典リンク付きで検証できるよ。
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